ラーメンの道 その1   「第1回プティ・ラーメンOFF」

 博多に用事があり二泊三日で出かけました。offタイムの今回の目的はズバリ「ラーメン三昧」です。先日、博多在住のT氏から「本当にいい店の客は、店が有名になると味が落ちてしまうので、雑誌などには紹介しない。と教わりました。博多へ行ったときに、直接自分が案内してくれるとのこと。しかし、「店の名などは広めてもらっては困る。」と念を押されました。

 こってり系が大好きの私は「おいしいラーメンが食べれる」とわくわくしながら、カロゴンで博多へ向かいました。

oceanの足車「カロゴン」HP初登場です。

 一軒めに訪問したのは、佐賀県の「丸幸ラーメンセンター」です。テレビやマンガにも取り上げられている有名店です。鳥栖ICと筑紫野ICの間の国道3号線沿いにあります。並んで待つこと数分、席に着いて待つこと5分ででてきました。味はあっさり系でしたがおいしいなと思いました。もちろんスープも飲み干しました。相席になったおじさんが、スープをほとんど残したのをみて、「もったいねぇなー」と思うことしきりでした。久留米の丸星ラーメンと同じく24時間営業です。

 初日の用事が終わると、前もって連絡をしていたバーキン乗りのB氏が迎えにきてくれました。B氏とはこの日が初対面ですが、メールをやりとりしているので初めて会った気がしません。予想通りとっても気持ちのよい人です。今回は予定していた北海道スキーを辛抱して私につきあってくださいました。(感激です)二人で福岡在住のセヴン仲間からの情報に基づき、まだ行ったことのない店を攻略するのが本日の目的です。いくつか目星をつけておいたのですが、日曜日ということもあり、考えていた店のほとんどが休業でした。

 B氏が想定していた店は私が過去行ったことがあるものと重複するのもあり、なかなか店が決まらず時間だけが過ぎていきます。彼が意を決して「ちょっと遠いけど」と連れて行ってくれた店は改装中でした。それが上の「博多濃麻呂」です。二人して「今日は運がないねえ。」と苦笑いでした。

 

 気を取り直し、博多の町の反対側まで行くことにしました。都市高速を使い、地図をみながらやっとたどり着いたのが、もう一つの写真にある西区の「横綱ラーメン」です。トンコツと鶏ガラに醤油を加えてちょっと濃い口まろやか味でした。ガイドブックをみると全国的にもファンが多いと書いてあります。小皿にキャベツがでてくるのもおもしろかったです。「おいしかったね。また来ようと思う店の一つだね。」と話しながら店を出ました。その後、長浜の屋台で少し話し込んでから宿舎に戻りました。Bさん、ほんとにありがとうございました。

 二日目の用事が済むと、ふらふらと天神にでてきました。博多トンコツラーメンの元祖とされている「赤のれん」の2代目の店、「赤のれん節ちゃんラーメン」に行きました。以前、前を通ったときになんとなく気になってた店で、調べてみると私好みのこってり系だそうじゃないですか。是非にと思っていました。場所はエルガーラ(大丸)の道を挟んだ南側です。赤褐色でコクがありました。夜はすぐそばに屋台もでるそうです。ここら近辺でラーメン食べるときは「一風堂大名本店」にいっていましたが、この店も次から候補です。

 二日目の締めくくりは「一番山大橋本店」です。食材に気を遣い添加物の類は一切なし。旨味のあるスープがうれしいです。注文システムが独特で、ベースのラーメンに自分の好みの具を組み合わせるようになっています。私は唐子みそをトッピングで追加しました。予想したほど強烈な辛さではなく、最後までおいしく味わえました。

 三日目のお昼には南区大橋にある「博多ラーメンてん」に行きました。臭みを抑えたのが特徴らしく、若い女性も多く来店していました。ももチャーシューも癖がなく全体的にあっさりおいしかったです。

 三日目の午後は、いよいよ今回のクライマックスです。冒頭にでてきたT氏の案内で「昔ながらの本物の博多ラーメン」を食べに行きます。一昨日お世話になったB氏とも合流。3人で向かいます。店の名前等は残念ながら公開できません。味は最高でした。私の基準の「こってり」とは別の「こってり」加減に参ってしまいました。ラーメンで八宝菜のようなとろみのあるスープは生まれて初めてで、感動。それがラードでなくゼラチンというところがたまりません。きっとゲンコツやすね肉なども頭に加えてつかっているのでは?と勝手に想像しました。

 「せっかくだからもう一軒行きましょう」とT氏が近くの「安全食堂」に連れて行ってくれました。一軒目に比べ薄い分、出汁の味がきめ細かく味わえました。(もちろんほかの店に比べれば十二分にこってりしています。) なんだかんだと言いながら、二軒ともスープも残さず食べちゃいました。Tさん、Bさん私のわがままにつきあっていただきありがとうございました。

 最後の二軒は「今度是非とも女房をつれて来ねばならぬ」と私に決心させました。セヴン仲間の間でラーメン熱が高まり、来月も博多にて「ラーメンoff」を行う予定です。極めるぞ〜!

 でも、結局セヴンは一度も登場しなかったなぁ。