先日、娘のminiをITALYさんとこに預けに行った折、「4POTの出物が1セットあるっちゃ。ずっとつけたがっとったやろ。」と耳寄りな情報をいただきました。
オートポリスの第一コーナーの進入でリアが先にロックし、口から心臓が飛び出そうな思いを味わって以来、ずっとつけたかったアイテム「APの4POT」。連れ合いに頼み込んでお金を借りました。
やまなみミーティングを次の日に控えた土曜。ちょうど預けていたセヴンを引き取りに行くHIROさんを乗せ、ITALYさんとこに向かいました。この4POTはもともと、HIROさんがつけていた部品です。今回のHIROさんのモディファイで余ったそうなんです。
磨きなおされたローター。
4ピストンのキャリパー
これが今までついていたフツーのブレーキ
ディスクはソリッドでした。
ほんとに効かないんですよ。これが。
てきぱきと作業中のイタリーさん
ディスク径を比べてみれば一目瞭然。しかもより外周よりで効くのでいいのだそう。
先ほどの写真と比べてみれば違いははっきりしています。
しかし、ここで問題が。もともと4POTにするとディスク厚があるため、タイロッドエンドとのクリアランスは最小だそうですが、私のはブッシュが古くなっていてつぶれて膨らんでいます。これではいけません。
「しょうがないけん。トゥを逃がして調整するかばってん、よかね。」とのお言葉。とりあえず付くのが優先です。ブッシュはそのうち交換しましょう。
てな訳で無事交換完了。しっかりエア抜きもしたところで、「ちょっと試しに乗ってきて。」というイタリーさんに、違いの分からない男は試乗してきてもらうことを選択しました。
「初めから結構グーッて効くよ。これであたりがついたら、どんどん効くっとよ。」と嬉しいご託宣。
「とりあえず(トゥを)逃がしただけやけん、ちゃんと合わせとこうね。」といいながら、アライメント調整していただきました。ブレーキを踏んだ印象では踏み始めから結構ギューッと効いてくれる感じ。嬉しいです。もちろん速攻COZYに電話して、部品をお願いしました。
余談:「4POT(ポット)」か「4POD(ポッド)」かで困り、あちこち探してみました。4POTが正しいようなので、このページはPOTと表記しています。
13.12.01 加筆
んでもって行ってきました、COZY。
あいかわらず変な車がたくさん。
これはGTD40でしょうか。すごいなあ。サイドミラーは全く役に立たないはず。これに乗って見せるオーナーってすごい。
エランにセヴン。セヴンのオーナーはキャブセットでお悩み中とか。
肝心の私のセヴンは、タイロッドエンドの交換作業中。
新品のおかげでトー調整もばっちり。トーは0にセット。
楽勝です。これで安心、作業終了と思っていたとき、ふっと過大なキャンバー角のことが思い出されました。調整前で3度ほど。「よくこんなので乗ってたね。これってサーキット用のセッティングだよね。」って前回(13年前)セットしたのは芝田さん、あなたではないですか(^^;)「トレッドが片減りするのも、据え切りが軽いのも当然だわね。もっと早く言えばいいのに。」
と言いながら、せっかく組んだ足回りを再度ばらします。「このパーツ(アッパーアームエンド)長いのと短いのがあるとよ。短かったら怖いけん、今回はあたらんちゃね。」とITALYさんは言っていましたが、私のセヴンには長い方がついていたそうで、そのままいけました。15mmほど上を伸ばして、キャンバーは0.9度。
「セヴンのキャンバー調整はメンドクサイからなるべくやりたくないんだよね。」とぼやきながらもチャチャッとやっていただきました。やっぱ素人の手に負えるメンドクササではなかったっす。
これがついでに交換してもらったアッパーボールジョイントブーツ。さらに安いものだからとハブキャップも交換です。部品は安いけど工賃はサービスしてもらってもトホホ。まあ作業の手間を考えるとそんなもんか。
さすがはCOZY。作業中にもいろんな車がやってきます。エスプリに、
びっくりマクラーレンMP4-12。半端ないブレーキの大きさにまたびっくり。
そうそう、店先ではこんな車もレストア中でした。店先を借りてオーナーがこつこつと自分でやってるんだとか。奥が深いなあ。
って徹底的に手を入れているこの車。
この日もメッキパーツが外注から戻ってきたとかで、メッキ談義に花がさいていました。
ところで、何の車かわかります?答えはこれ。エンスージャストですねえ。実は私、昔あこがれて購入を検討したことがあります。
芝田さんからは「このアームなんかのペイントが剥がれている状態を見るとレストアしたくなる。今ならブラストかけるときれいになるよ。やらない?」と気楽に言われました。確かに。