Garage Life取材の折りに、ananさんよりツーリングの誘いを受けました。天気もよさそうだし、久しぶりに出かけることにしました。しかし、レースばっかりやってるあの人たちのハイペースに、果たしてついていけるのだろうか？とカメな私は気後れします。
中途半端に目が覚めてしまったために、ずいぶん早く家を出ることになりました。周囲に気を遣い、静かにエンジンをスタートさせます。湯布院に向け走っていると、徐々に空が明るくなってきました。
集合場所の水分峠に早く着きすぎてしまった私。暫くベンチで朝寝をして睡眠を補いました。午前６時の集合時刻が近くなってくると、宇佐の桑島さんがまず到着しました。完全レース仕様のVX-Rは車高が低くセットされ精悍な感じです。スカットルの高さで5cmは低いようです。
やがてananさんがお連れさんと到着。R500を手放してカドウェルで遊んでいるananさんですが、やっぱりセヴンが欲しくなってKレーシングを手に入れたそうです。R500仕様のロールケージ＝ananさんのイメージがあるためかマシンが違っても違和感がありません。本日の主役は手前のグリーンのセヴンに乗る御仁。なんと本日セヴン初体験だそうです。やった！これでツーリングのペースが普通になる(^○^)
夏の早朝のやまなみハイウェイは最高です。空気が澄んでいます。でも前方牧ノ戸峠付近には分厚い雲がかかっています。ん〜、峠はちょっと寒そうだな〜。半袖の他の人たちは大丈夫かな？
「道はアンタが一番詳しい。だからアンタが先導してね。コースはお任せするから！俺はHP用に写真をたくさん撮るんだい。」とananさんは最後尾を決め込んでいます。それではと、のんびりとカローラくらいのペースで走ります。コースはお気に入りのヒゴタイ大橋ルートとミルクロードをつなぎ、最後はR387で締めようと思いました。
牧ノ戸峠が近くなってくると、やっぱり雲が厚くたれ込めてきました。陽はささなくなり、小さな水滴がブルックランズウィンドウにつきます。まあクソ暑いよりはましですけど。
九重連山を越え、三愛レストハウスの駐車場に入ると、一台のセヴンが待っていました。集合時刻に間に合わないと判断した日高さんが、大分から直接みえていました。なんと氏は、この後ゴルフの約束があるのでとんぼ帰りをするそうです。顔見せの１５分のためだけに、走ってきてくださった日高さん、どもです。
我々が到着するのとほぼ同じくして、モデナやGT3といった面々が到着しました。いやあリッチだなあ。そんなことよりもモデナとセヴンのサイズの違いがわかるショットが撮れてうれしかったです。コクピットの幅だけ比べると、セヴンはモデナの半分しかないんですね。
この後、ヒゴタイ大橋＞ヒゴタイロードと抜け、大観峰めざしミルクロードを走っている途中で、空模様が怪しくなってきました。ananさんが追いつき合図を送ってきました。「あの雲は雨雲だ。すぐ引き返そう。」さすがレーサー。天気を読む術にたけています。もちろん言葉に従い、再び九重連山をめざしました。幸い雨の心配をしたのはこの時だけで、この後もずっと好天でした。
山を下りR210号に出ると、空気がモワッとしています。暑いです。こりゃ、はやくオープンロードに逃げ込まなきゃ大変です。先導を桑島さんに替わってもらい、Ｒ３８７をめざします。R387は以前よりも改良が一段と進みさらに走りやすくなっていました。早期の全線改良が待たれます。
途中の休憩所を出立するとき、「どうK-racingに乗ってみない。結構面白いよ。」ananさんがおいしい誘いをかけてくださいました。道はセヴンにとって最高。こんな誘いを断る私ではありません。楽しく乗せてもらいました。BDRに比べ、吹け上がりも軽くシャシに剛性感があり（これはロールケージによるところが大きいとのオーナーの弁）、ブレーキのタッチもしっかりしています。車重、特に鼻先が軽いのはKシリーズに共通しています。これならサーキットでも速いし、R500ほど公道でストレスを感じることもないでしょう。やっぱ新しいだけありますね。私のBDRもこんなカッチリしたブレーキにならないかなあ。
最後は山豆苑で冷や奴とそうめんのセットをいただき解散しました。本日の走行は約200km。みなさんお疲れ様でした。初めてのセヴンいかがでしたか？
