桜狩りツーリング'18 18.04.01

「桜見物に行きますよ。」とananさんからお誘いがありました。ちょうど私もセヴンで出かけようと思っていたので,混ぜていただくことにしました。別府湾SAに集まったのは5台のセヴン。なんと私以外は全部ロールケージつきのR500。こわいなあ。さらに現地合流の方もいるそう。

 何台か集まると何事もなくというのはなかなかありません。早速IC出口でETC関係のトラブルで停められる方がいてしばらくの待ちです。私のセヴンもキュルキュルとファンベルトが緩んだような音がしているのですが,原因は特定できないし,特に不調はないしということで気にしないことにしています。

 皆さんが揃ったところで,再び出発です。毎年楽しみにしているスポットでは,今年も見事に花が咲いていました。気持ちよく峠道にさしかかり急なヘアピンを回ろうとした瞬間,トラブルに襲われました。

 突然のエンジン停止。セルを回すと勢いよく回るのですが,火が入りません。セルを回す音を聞いたananさんが「その音なら火がとんでない!」と素早くアドバイスをくれます。さすがです。ボンネットを外して点火系をチェックするとイグニッションコイルがぶらぶらしています。経年変化で取り付け穴が広がってコイルごと外れ,コードが抜けたのがエンジンストップの原因でした。「それで,セルを回した時に生ガスの臭いがしたんだ。」と後ろにいたヨッシーさんも納得。原因不明の異音は,振動で外れかけたコイルの音だったのですね。チェックしたおり,目視だけでなくコイルを揺すってみればよかったというのは,後からいえることでした。

 応急処置を考えますが,結局正規の位置になんとか固定するのが一番早そう。ananさんが素早く大きめのワッシャーを取り出し,作業に入ります。

 でも,ばたばたしていたために,線の+−を間違えないように貼ったシールが外れ,どっちかわからなくなりました。コードの位置関係から目をつけ取り付けたけどうまくいきません。結局やりなおしてなんとか復活。路上で止まるのは20年以上乗っていて3度目のこと。

 25分ほど費やしましたが,目的地に到着することができました。井上さん待たせてごめんなさい。そして皆さんありがとうございます。「俺もこの前トラブったとき,oceanさんがパーツ持っていたので助かった。やはり準備と仲間は大切ですね。」と待たされたにもかかわらず,タムラさんが優しい言葉をかけてくれました。

 光円寺のしだれ桜はちょうど見頃。我々がいる間にもバイクの集団がやってきました。日頃静かな集落がこの時期は大賑わいです。樹齢は約400年とのこと。

 お寺に参拝すると湯茶の接待がありました。飾り気のないおいしそうな梅干しをお土産に購入し,おいとますることにしました。

 昼食は久しぶりに寄った耶馬溪の深瀬屋で蕎麦にしました。「ここ入るのは初めてだあ。いつも来るときはどの駐車場も満杯だもんなあ。」と皆さんがおっしゃる通り,一目八景にあるこの店は駐車に苦労します。この日はまだまだ十分駐められました。

 

 予定通り,玖珠から湯布院に抜け解散です。「気持ちいい道だったなあ。思ったより時間かからないから,この道は使えるなあ。」と皆さんに好評でした。

 帰宅したら,早速作業です。補強用の金具をアルミパネルの両面からカマして固定しました。動かなくなっていたタコメーターの針も復活しました。皆さんのコイルはぐらぐらしていませんか?

 ほんと,今回はお仲間のすばらしさに助けられました。また連れてってください。画像はヨッシーさんがたくさん提供してくださいました。ありがとうございます。