K-racing試乗   05.03.12

 いつものフレイザー九州に顔をだしました。この日はまたまた大寒波。気温は日中の一番暖かいときで4度と寒さむです。

手前はVX-Rこちらはローラーバレル仕様のK-racing

店の前には2台のケータが止まっていました。この寒いのに(^^;;

赤いメーターパネルと黒一色の塗装が決まってますananさん用マシンお約束のロールケージがごついです

 黒のVX-Rは一時期セヴンを手放して落ち着いていたMIEさんが、またレースに参加するために手に入れたマシンです。緑のK-racingはananさんがレース用に入手したマシンです。

いつ見てもこのロールケージは安心感がありますぶっといサイレンサーだなあ

 リヤウイングにはブレーキ用のエアダクトがあいています。サイレンサーはどかんと大きなサイズがついています。「でかすぎて不格好だよなあ。」とはオーナーの弁。

あいかわらず乗りにくいっす

 ちゃっかりシートに収まります。いつもながら乗り込むのが大変なR500用のシートとロールケージ。

誰です?熊が乗ってるなんていうのは

 特に気になるのがサイドプロテクター。右肘を動かせる余裕が全くありません。しかたがないので体をめいっぱいセンタートンネル側に押しつけると、かろうじて少しステアリングを操作できます。

 ここでananさんが「oceanさん、ウチまで試乗がてら乗ってみない?っていうか運転してくんない?俺は寒くって今日はもうドライブしたくない。暖かいベンツで高速をピューっと帰りたいよ。」と弱音とも方便ともとれる提案をされました。K-racingは昨夏に少し乗せてもらいましたが、今回はローラーバレルがついて更にパワーアップした分です。ヘルメットや手袋、セヴン用の上着等メルセデスに積んであったのも幸いして(あいにく!?)お馬鹿な私は「いいですねえ。」と請け負ってしまいました。この寒いのに(^^;;

 K-racingといえばカッチリしたドライブフィールに加え扱いやすさが印象に残ります。更にパワーアップしたとはいえ、一番上の回転まで使わなければ事実上以前と変わらないはずです。クロスしたミッションも入れやすく、気持ちよく走らせることができます。以前乗ったR500よりも格段に楽チン気分で転がすことができました。

 しかし、分かり切っていたこととはいえ、さ・む・い・・・ヒーターをきかせた私のメルセデスに乗るananさんがにこにこと追い越していきます。K-racingのコクピットに座る私は「寒いよ〜、楽しくないよ〜!」とわめいていますが、あまりの寒さに声がひっくり反ってしまいます。ジェット型のヘルメットは失敗でした。あごが寒くてたまりません。ヒーターなどついていないK-racingですから、膝掛けがわりにレザージャケットを掛けているのがせめてもの救いです。ananさんのガレージにたどりついた頃にはステアリングを操作するのも億劫になってしまいました。

やっとたどりついたanan邸のガレージ

 何事もなかったように笑っているananさんが「寒かったら、そこの温蔵庫に缶コーヒーが入ってるよ。勝手に飲んでいいよ。」とすすめてくれました。どうもありがとうございますです!